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【補給艦「ましゅう」(アラビア海)時事】新テロ特別措置法の期限切れを迎えた15日、インド洋での各国艦艇への補給支援活動は終結。現地に派遣された海上自衛隊の部隊は最後となる939回目の給油を実施した。約8年間続いた任務の終了を受け、部隊指揮官は「締めくくりとの意識があったので、終わって安堵(あんど)している」と笑みを浮かべた。
強い日差しが照りつけるインド洋北部のアラビア海。海自の補給艦「ましゅう」(13500トン)は同日午前(日本時間同日午後)、パキスタンの駆逐艦「バブール」と合流した。「洋上給油、給水準備」。艦内に響いた号令を受け、甲板上に整列した隊員約50人が一斉に持ち場へ散った。護衛艦「いかづち」(4550トン)が後方で警戒する中、相手はテンポの速い「君が代」を流しながら、ましゅう右舷側に接近した。 距離50メートル。並走を始めると、ましゅうからロープが射出。甲板上のタワーからワイヤが張られ、給油ポンプがヘビのように伸びて接続した。パキスタン側の事情で途中何度も給油が中断したものの、2時間余りで作業は終わった。 前方へ遠ざかるバブール艦上では「ジャパン」コールがわき上がった。ましゅう、いかづちは速度を上げ、バブールの左右を追い抜きざまに10秒間「ブーン」と汽笛を鳴らした。隊員らは手を振り別れを告げた。 指揮官の酒井良第7護衛隊司令(47)=1等海佐=は「正直ほっとしている」と胸をなで下ろしたが、「日本に帰り着くまで気を引き締めたい。この活動は終わったが新たな任務があると思っている」と意欲を見せた。 【関連ニュース】 ・ 【動画】第26回自衛隊観艦式 ・ 〔特集〕真珠湾攻撃〜ワレ奇襲ニ成功セリ〜 ・ 〔特集〕F35ライトニング戦闘機〜次期主力戦闘機の有力候補〜 ・ 【特集】陸上自衛隊装備図鑑〜新型戦車、10年度配備へ〜 ・ 〔特集〕F22、F35のフォト満載! 軍用機ミュージアム ・ 居酒屋で男が発砲、3人死亡=もう1人も重傷−大阪(時事通信) ・ 犬くぎ落下 高架下の車直撃、男性けが 名古屋(毎日新聞) ・ <2億円強奪ほう助>元日通社員に懲役3年求刑 津地裁公判(毎日新聞) ・ 「政治に従い、淡々と」=撤収目前、指揮官らインタビュー(時事通信) ・ <麻生前首相>「混乱の度過ぎる」 新春の集いで政権批判(毎日新聞) PR |
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